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第3回 (2001年1月17日)

「人は何によって輝くのか」

作家 神渡良平 氏
第3回県民フォーラム1948年(昭和23年)生まれ。
九州大学医学部中退後、新聞記者、雑誌編集者を経て独立。取材国60数カ国に及ぶ国際派で、綿密な取材と深い教養に裏打ちされた鋭い人物論には定評がある。

38才の時、脳梗塞で倒れ右半身不随に陥り、闘病生活の中で、「人生は一回しかない」ことを骨の髄まで知らされる。

懸命なリハビリによって社会復帰できたが、その時の「貴重な人生を取りこぼさないためにはどうしたらいいか」という問題意識が、作家となった現在、重低音のように全作品に流れている。

危機を乗り越えてつかんだ、「人にはそれぞれなすべき使命がある」という思想には、読むものをして奮い立たせるものがある。

デビュー作『安岡正篤の世界』はベストセラーとなり、『はだしの聖者』は、1991年毎日放送でラジオドラマ化され、多くの感涙を誘ったロングセラーである。

『太平洋の架け橋・新渡戸稲造』は1992年度の日本図書館協会の選定図書に選ばれている。

幕末の名著『言志四録』を題材にした『いかに人物たり得るか』『器量と才覚』は、「人の上に立つ者の人間学」の書として、とくに経営者層に支持者が多い。

また『安岡正篤にみる指導者の条件』(大和出版)は稲盛和夫京セラ会長の熱烈な推薦を受け、版を重ねている。

それぞれの仕事に誠心誠意を込め、道を開いてきた人々にスポットライトを当てた『一隅を照らす人生』(PHP研究所)は本物の生き方を探る好著だ。

最新著に『春風を斬る 小説 山岡鉄舟』(PHP研究所)がある。日本文藝家協会会員

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